Simple Life
ペンタックスのSL。SPはよく見かけるけど、SLというモデルがあることを知らなかった私。近所の写真屋さんのガラス戸棚に４０００円の値札で展示されているのを見つけて、思わずお引き取りしてしまいました。SPは絞り込み測光方式の露出計がついていますが、このSLは露出計を省略したモデル。SPの廉価版？ということなのですが、当時は露出計がない方が「プロ向け」「壊れない」「信頼性が高い」と思われていたのだ、という説があるらしい。
購入した機体はTakumar 28mmF3.5のレンズがついていたのですが、如何せん、ファインダーが暗くてピントがよく分からない。。絞り込んで、レンズの距離指標を目安にシャッターを切るというこの撮り方は、なんだかレンジファインダーに通じるものがある。
そういえば、より世代の若い７０年代のマニュアル一眼レフに比べると、より金属っぽいというか、ペンタプリズムのカバーも角が尖ってなくて、丸みがあって可愛らしいような気がしてくる。
シャッター幕が少々汚れているけど、フィルムを２本通したかぎりでは光線漏れもなく、シャッター速度も、それなりにきちんと刻まれているみたいです。
ペンタックスって、なんとなく手を出さずにいたのですが、「国民カメラ」と呼ばれた素朴さというか、飾り気のなさというか、結構というか、かなり、気に入ってます。今まで買ったカメラの中でいちばん安いけど、いちばん気に入ってたりして・・根が貧乏症なのかな。
昨日、近所の本屋さんで、ついスイッチが入ってしまって、文庫本をまとめ買いしてしまった。積ん読になりそうだけど、どの本もちゃんと読んだら結構面白そう。
文庫本１〜２冊と、モノクロのフィルムを詰めた古い一眼レフをお供に、旅に出たいな。一泊二日だと気分が変わらないから、やはり2泊ぐらいはしたいな。できればスマホは家に置いて。。スマホがあると、ついネットサーフィン始めてしまうんですよね。だからなかなか本を一冊集中して読み切ることが難しい。
便利すぎる世の中というのも、少々考えものであります。
スマホを持たずに、二泊三日の旅に出る。今思いついたけど、めちゃくちゃ不便そうだけど、かなり面白そう。いつか実現してみたい。
