Untitled Trueman's Digital Archive

~Gallery of Hindsight 2020~

A Boy Watching the Rainfall by the Window

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Olympus OM-D E-M5 + M.Zuiko Digital 14-150mm + Jpeg (Picture Mode: Flat)

ボブ・ディランの「フリー・ホイーリング」に凝っています。20代の半ばの頃に一時期聴いていたけど、まあ、地味ですよね。ギターとハーモニカと歌だけですから。でもなんなんでしょうね。ディランって、ちょっと弱ってる時に聴くと、沁みるんですよね。ていうか、弱ってくると、聴きたくなるというか。なんででしょう?

村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の最後のところで、主人公がレンタカーで借りたホンダ・アコード(だったかな?)の中で聴くのが、ボブ・ディランでしたよね。

やっぱりここはディランですよね。「雨の日に、男の子が窓から外を眺めているような歌声」でしたっけ。うまいこと言いますよね。村上春樹の小説に出てくる人たちって。

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Olympus E-1 + Zuiko Digital 14-45mm F3.5-5.6 + ORF Developed by LR

猫って、「寝子」っていうくらいで、よく寝るよね。でも朝方に早起きして二匹で運動会を始めるのには閉口します。。

 

p.s. 気になって、本棚の文庫本を引っ張り出して確認しました。そうしたところ「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の最後のところで主人公が借りたのは、ホンダ・アコードではなく、「トヨタ・カリーナ・1800GTツインカムターボ」でした。そして、ボブ;ディランの歌声について、レンタカー会社の緑色のブレザーを着て黒いボウタイを付けた女性がコメントしたのは「まるで小さな男の子が窓に立って雨降りをじっと見つめているような声なんです」でした。いやー、うまいこと言うね。本当にそうだと思います。