An Image with No Title
今週末も世の中ではいろいろなことがあった。
今日は珍しくお天気が良かったのに、一日中自宅でPCに向かい仕事をしなければならなかったのは残念である。しかし、猫の爪は切ってやったし、庭の紅葉の枝の間にメジロが巣をかけていたのも見つけた。
こんな、まるでわたぼこりのようなきゃしゃな巣で、果たしてヒナが孵えるまで、もつのだろうか、と思わせるような、巣なのだけど。
来週はこいつ(ローライコード )に少し外の空気を吸わしてやりたいな。フィルムも5本ほど調達してあるのだ。
さて日曜日の夜更。小林秀雄と岡潔の対談を読む。俳句について、読んだ人を知っているからこそ面白い句に普遍的な価値がないかというと、そういうふうに断定してしまうと、じゃあ、自分がこうして感じている面白さというものは実体がないのか?という話が出てくる。また、小林秀雄が本当に感銘を受けたのはゴッホの絵の複製で、アムステルダムに行って本物を見たら、色がどぎつくてがっかりした、複製のぼやッとした色合いの方が良かった、ということを言っている部分がある。
名前も顔もない誰かが決めた権威や基準、「あるべき姿」やノルマなどというもの。そういうものから解き洟垂れた時、いろいろなことが面白くなってくるのではないのか。
あとはまた来週にしよう。