Untitled Trueman's Digital Archive

~Gallery of Hindsight 2020~

Thinking Thing

3:4のフォーマットはやはり2:3とはニュアンスが違うように感じます。今までフィルムで撮る場合と雰囲気を合わせるために2:3にトリミングしていたけど、改めて3:4で構図を作るようにしてみようかな。というのも、E-1は500万画素なので、それを2:3にトリミングするとかなり損した感があるということが一つの理由です。

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Olympus E-1 + Zuiko Digital 12 - 60mm F2.8-4.0 SWD + ORF Developed by LR

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Olympus OM-D E-M5 Mark II + M. Zuiko Digital 12-45mm F4.0 + ORF Developed by LR

上の2枚はどちらも画角14ミリで、絞り値はF5.6で、露出は絞り優先でカメラ任せです。違いはほとんどわからないけど、扉の水色が、やはりE-1のCCDセンサーの方が鮮やかに写っています。もっとも、日差しが出たり、薄曇りになったりしていたので、そのせいで色合いが変わっている可能背もあります。

次の2枚は絞りはF8で広角端12ミリで撮影してみました。絞りはF8です。

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Olympus OM-D E-M5 Mark II + M. Zuiko Digital 12-45mm F4.0 + ORF Developed by LR

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Olympus E-1 + Zuiko Digital 12-60mm F2.8-F4.0 SWD + ORF Developed by LR

こうしてみると同じメーカーの同じ大きさのセンサーでも、随分異なる写りをするということがわかります。しかし、実際のところがだいたいどんな感じなのか(初夏の日差しのもと、瑞々しい青葉をつけたもみじの枝が頭上を覆うように繁っている爽やかな風景)、というのは、我々は誰でもそれなりに直感できるわけであり、それは我々の存在というものが物質を超えた「Res Cogitans」(Thinking Thing - 考えるもの -)であるからであって、蜜蝋がどのように形態をかえ、或いは溶けて消えてしまったとしても、やはりそれは依然として蜜蝋として認識することができるということかもしれない。