Untitled Trueman's Digital Archive

~Gallery of Hindsight 2020~

Dancing with Mr. "X"

ここのところストーンズにすっかりハマっているのですが、ソー・ファー、私のマイ・フェイバリット・ナンバーは「Dancing with Mr. D」です。

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Fujifilm X-E2 + XF18mmF2.0 + Jpeg (Provia Mode)

ついに、というか、フジのXマウント機材一式が旅立ってから3ヶ月程度などで「ついに」っていうほどでもないですね。。私、早々に「X」に舞い戻ってまいりました。。5年以上前からトイレに飾ってある、X-Pro1にXF23mm F1.4で撮ったうちの猫の写真を毎朝眺めているうちに「やっぱプリントして一番見栄えがするのは、フジだな」と今更ながら気がついた。

よーく考えたら、Xが合わないな〜と思った理由は「ちょっとデカすぎて、街中でアイレベルで構えるのに気が引ける」「なんとなく、大きさと重さのバランスが良くない(中が空っぽっぽいような気がする)というものでした。そういえばPro1は、いつかサンディエゴにも持っていったんだけど、体調が良くなかったせいもあるけど、私ともあろうものが、なんと一度もカメラを街に持ち出す気にならず、GRD4しか使わなかった、というのですから、相性というのでしょうか、不思議です。実はLeica M5も同じようなところがあって、M3やM6だったら自然に持ち歩けるんですが、M5になると途端にカメラに振り回されるような感じがしてくるのですよね。

と、ここまで考えてきて

「あ、だったら小ぶりなX-Eシリーズにすればいいんじゃん。結局OVFって使わないんだし」

って気がついてしまった私。

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Fujifilm X-E2 + XF18mmF2.0 + Jpeg (Provia Mode)

デジタルなんだし、最新型がいいでしょう(もう在庫のみになっちゃってるけど)ということで閉店間際のカメラ屋さんにてX-E3を見せてもらい、危うくお買い上げしそうになったが、クレジットカードを切る寸前に、18ミリをつけたカメラを見ていて「どうもレンズとのバランスが悪いな〜・・レンズデカすぎ、っていうか、カメラがちっちゃすぎる」と気がつき、土壇場で2013年11月発売、7年落ち?のX-E2の方にしたのでした。

早速仕事もほどほどに、早い時間の銀座に出て、夜のスナップ。

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Fujifilm X-E2 + XF18mmF2.0 + Jpeg (Provia Mode)

うーん、いいよ。これ。いい!

Pro1, Pro2と違い、謙虚で慎ましやかな佇まい。ボタンとかはちょっと安っぽい感じがするというのは否めないけど、今となってはこのカメラ、ほとんど使用感のない美品が4万円もしないお値段で取引されているのです。1500円のポジフィルムで撮影して、1500円払って現像してもらうことを考えたら・・・なんと、「Provia100F」13本分で、ボディ一台買えちゃう。。フィルムが高すぎるんだか、カメラが安すぎるんだか。。

フィルムカメラも好きだけど、先週ポジ2本現像してもらったのを引き取りに行って「2900円です」って言われた時に、私の心のどこかで「く、くはあっ」という声がして、足が萎えていくのを感じたのでした。。

これからはフィルム50、デジタル50の「ハーフ・ハーフ」に移行せざるを得ないかな、って思っている今日この頃であります。