「ライカで撮る理由」2
さて、数時間後。
結局私が購入に及んだのは、ライカ直営店にて取扱いのライカ認定中古のM Type240のブラックペイントモデルとなりました。中古のライカではこれまでも「完璧」という物件はやはりなく、どこか気になる点があるというのが正直なところです。手持ちのフィルムライカに関しては、一番新しいM6ですら30年前の品物ですから「こんなもんかな」と納得しているのですが、今回の物件はお値段がお値段だけに、変に後悔する様な買い物にしたくなかったこともあり、直営店の認定中古品で2年保証つき、という点を重視したのでした。
ボディの厚さが、フィルムのライカ33.5mmに対して、37mmと厚く、ボテっとした印象があったのですが、見慣れてくるとこれはこれでありというか、見ようによっては可愛らしく感じてくる様な気もします。
ファインダーの右上の角や、裏側の左肩部分に大きめのスレがありますが、真鍮の地がでて、言い方によっては「自然なエイジング」(?)が出来ているということもできます。
以前、あるお店の店頭でいじらせてもらった時には、シャッター音がうるさいなと感じた様に思ったのですが、個体差なのでしょうか、シャッターを押してみると「クシュッ」というようなこもった様な音で、前に感じたよりも上品な印象です。
同じType240で白ボディやM10の黒も見せてもらったのですが、さほど迷うことなく、ブラックペイントのType240に決定。
ズミルックスをつけさせてもらい、絞り開放で試写したのがこちら。
おおお!なんか、それっぽく写るね〜。