Untitled Trueman's Digital Archive

~Gallery of Hindsight 2020~

「ライカで撮る理由」2

さて、数時間後。

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結局私が購入に及んだのは、ライカ直営店にて取扱いのライカ認定中古のM Type240のブラックペイントモデルとなりました。中古のライカではこれまでも「完璧」という物件はやはりなく、どこか気になる点があるというのが正直なところです。手持ちのフィルムライカに関しては、一番新しいM6ですら30年前の品物ですから「こんなもんかな」と納得しているのですが、今回の物件はお値段がお値段だけに、変に後悔する様な買い物にしたくなかったこともあり、直営店の認定中古品で2年保証つき、という点を重視したのでした。

ボディの厚さが、フィルムのライカ33.5mmに対して、37mmと厚く、ボテっとした印象があったのですが、見慣れてくるとこれはこれでありというか、見ようによっては可愛らしく感じてくる様な気もします。

ファインダーの右上の角や、裏側の左肩部分に大きめのスレがありますが、真鍮の地がでて、言い方によっては「自然なエイジング」(?)が出来ているということもできます。

以前、あるお店の店頭でいじらせてもらった時には、シャッター音がうるさいなと感じた様に思ったのですが、個体差なのでしょうか、シャッターを押してみると「クシュッ」というようなこもった様な音で、前に感じたよりも上品な印象です。

同じType240で白ボディやM10の黒も見せてもらったのですが、さほど迷うことなく、ブラックペイントのType240に決定。

ズミルックスをつけさせてもらい、絞り開放で試写したのがこちら。

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おおお!なんか、それっぽく写るね〜。

ということで、ずっと欲しかったズミルックス50mmとの組み合わせにて、デジタルライカの沼に飛び込んだ私でした。。